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カギの新規取付

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結論

ドアに鍵を後付けすることは可能です。ただし、どんな鍵でも取付けできる訳ではなく、ドアやドアフレームの形状によって取付けできる製品が異なります。

今回の記事では、目的別にどんな鍵を取り付けた方が良いか、どのぐらいの費用がかかるのかご紹介します。

安く済ませる方法から、防犯性をきちんと確保して取り付ける方法まで幅広く紹介するので、この記事を読む事で鍵の新規取付をする際に正しい選択が取れるようになります。

ドアに鍵を後付けするのはどんな時?

玄関や勝手口の防犯性を上げたい

玄関に鍵穴が一か所しか付いていない場合などに、鍵穴を追加して防犯対策をすることは多いです。合鍵を作られでもしない限り、鍵穴が多いほど防犯性は高まります。

室内部屋のプライバシーを守りたい

家族で住んでいる方などは、自室のプライベートを守るために鍵を取り付けたい方も多いのではないでしょうか。最近ではリモートワークの普及で、仕事中は部屋に人が入ってこないようにしたい方なども増えており、鍵の新規取付依頼も増えています。

高齢者の徘徊防止をしたい

高齢者の方が勝手に徘徊しないように、部屋に鍵を付けるかたが多いです。特に寝ている時は高齢者を見守ることもできないため、安心して眠るためにも鍵をかける方が多いです。徘徊防止目的で鍵を取り付ける場合は、室内側に鍵穴を向けて設置をするか、徘徊防止用の外側にも室内側にも鍵が有るタイプの錠前を取り付けることになります。

小さい子供の脱走対策をしたい

子供は2~3歳ぐらいから、玄関のドアを自分で開けられるようになります。自分で出来る!が楽しい子供ほどリスクが伴います。近年では発達障害児の割合も顕著に増えており、子供が家から脱走して事故に遭うことを心配して、ドアの高いところに鍵を取り付けたり、室内側に鍵穴を向けて取り付けたいという方が多くいらっしゃいます。

電子錠などを新規で付けて利便性を上げたい

最近では一般家庭に取り付けられる電子錠が多く発売されています。電子錠はリモコン、カードキー、暗証番号などで開け閉めできる錠前です。使い勝手が良いのは勿論ですが、鍵を紛失した時も自分で鍵の登録や抹消ができるので、鍵の管理がしやすくなります。自分の家に付いている錠前が電子錠に対応していない場合に、ドアに加工をして電子錠を新規で取り付ける場合があります。

自分でドアに鍵を後付けすることはできる?

ドアに鍵を取り付ける場合、業者に依頼をするか、自分で対応するか悩む方も多いと思います。簡単な鍵、防犯性が求められない鍵の場合は自分で取り付けすることが可能です。ただし、玄関や勝手口に付けるような難しい鍵、防犯性が求められる鍵の場合は素人では取り付けが難しいので要注意です。最近では窃盗や強盗等のニュースが増え、当社でも相談件数が急増しております。

「住宅対象窃盗が大幅増/栃木県警(2022年10月発表)」

県警は施錠の徹底のほか、窓の2カ所を施錠できる補助錠やシャッター、雨戸の使用を呼びかける。また人目につかない窓には格子を設置するなどして侵入を防ぐよう訴えている。

下野新聞SOONより引用

ドアの種類を特定する

・開き戸

ドアを手前に引いたり、奥に押したりすることで開くドアです。内開きのドアと外開きのドアがあり、開く方向によってドアフレームの形状が異なり、後付けできる鍵が変わります。日本の住宅では外開きのドアが付いていることが多いです。

・引き戸

横にスライドさせて開けるドアになります。左右のドアが両方開くタイプと、片側のドアだけ開くタイプがあります。

取り付けタイプを選ぶ

目的に応じて取り付け方法を選びます。例えば、防犯性が目的の場合はネジなどで固定するタイプを選ばないと強度が不足して空き巣に入られてしまいますし、高齢者や子供が開けられないようにしたいだけなら両面テープで取付けるタイプでも強度は問題ない場合が多いです。

・ドアに穴を開けて固定するタイプ

玄関や勝手口など、高い防犯性が必要な場所に適しています。その反面、ドアの加工が必要になり、素人が作業をするとドアを壊して終わるだけの可能性があります。高い防犯性が求められる場合はカギ楽へご相談いただくことが一番です。

鍵穴がなく、ネジ用の穴を開けるだけで取り付けできる鍵もあります。こういった鍵は素人でも簡単に取り付けできますが、こういった鍵は力づくで開けられるため防犯性が高くありません。室内用などで使う分には問題ないでしょう。

・ドアにネジで挟み込んで固定するタイプ

ドアに穴を開けずにネジを締める事で固定するタイプになります。ドアに穴を開ける必要がないため気軽に使えますが、ドアを開け閉めするたびに鍵を取り付けなければいけないため、数日から数週間だけ鍵を取り付けたい場合に最適です。

一方、長く鍵を使う場合は毎回鍵を設置する手間が増えるため、不便です。鍵が故障して使えない場合などの一時凌ぎとして使うのに良いでしょう。

・両面テープで固定するタイプ

両面テープで固定するタイプの鍵は、ドアに穴を開けずに取り付けられるため、非常に便利です。

防犯性は両面テープの強度に依存するので、玄関や勝手口に後付けするには向きませんが、室内ドアなどの防犯性が求められない場所に取り付けるにはちょうどいいです。ただし、外からは施錠解錠できず、室内からのみ操作できる錠前がほとんどなので、鍵を取り付ける目的に合うか注意が必要です。

製品を選ぶ

ドアの種類、取り付けタイプが分かったら適合する製品を探します。玄関や勝手口に取り付ける鍵の場合は、ドアに穴を開けて固定するタイプの鍵を付けることになるのですが、ドアの厚みやバックセットと呼ばれる部位の寸法も必要になります。この場合、鍵屋に依頼した方が確実に適合する錠前を探してくれます。自分で取り付ける場合は、ホームセンターなどで店員さんなどに相談をしながら錠前を選ぶと良いでしょう。ドアやドアフレームの形状がわかる写真を見せると適切なアドバイスがもらえるはずなので情報量は多い方がいいと思います。当然ながらホームセンターなどで鍵が見つけられない場合は、鍵屋に相談することになります。ぜひ当社へご相談ください。多くの場合が当日対応可能です。

ドアに鍵を後付けする作業をカギ楽へ依頼したらいくらかかる?

鍵の後付けを鍵屋に依頼した場合、どのくらい費用がかかるのか不安になるかたも多いと思います。鍵屋に依頼した場合、ドアの加工がどの程度必要か、部材は何を使うかによって大きく変わってきます。「15000円〜」と記載している鍵屋が多いですが、実際には作業費と部品代で30,000円〜50,000円程度で新規に取り付けられることが多いです。

これは一般的な鍵の話で、電子錠などの部品代が高額な錠前を取り付ける場合は5万円〜12万円前後かかることが多いです。

また、既に鍵穴がある場合は鍵の後付けではなく、鍵交換になるためドアの加工費が無くなって交換工賃だけになるので費用が安くなります。

作業内容費用イメージ
一般的な鍵の新規取付30000~50000円
電子錠などの新規取付50000~120000円

取り付け難易度が高い鍵と低い鍵

鍵を後付けする際は、取り付けの難易度によって加工費が変わります。後付けする際によく使う錠前と取り付け難易度についてご紹介します。

掘り込みが必要な錠前

・掘り込みが必要な錠前

ドアの横からデッドボルトというカンヌキのような部品が出てきてドアを施錠する錠前です。こういった錠前はドアの裏と表、ドアの横を正しい寸法で彫り込むことになるので、鍵屋でも難易度が高い作業になります。しっかりと取り付けできるため防犯性は高くできるのですが、穴を開ける寸法を間違えると鍵穴やレバーがガタガタと動いてしまい、防犯性を発揮できなくなるため、取り付ける際はカギ楽へご依頼いただくことがオススメです。

  • 難易度:高
  • 費用:高
  • 作業時間:製品により1時間~3時間

・面付錠

室内側に金属の錠前が取り付けられており、デッドボルトというカンヌキが見える状態になっている鍵です。ドアの表と裏に穴を開ける必要があるため、取り付け難易度は中程度です。素人でも出来る可能性はありますが、ドアに穴を開ける以上、穴を開ける位置を間違えると、外から中が見えるようになってしまいます。どうしても安く済ませたいなどの理由がなければ鍵屋に依頼した方が安全です。

  • 難易度:中
  • 費用:中
  • 作業時間:製品により1時間前後

・室内に取り付けるだけの鍵

室内側にネジや両面テープなどで取り付けするだけの鍵です。ドアへの掘り込み作業や大きな穴を開ける作業が無いので素人でも簡単に取り付けできます。簡単に取り付けできる分防犯性も低くなることが多いため、玄関や勝手口には用途が向かず、室内のプライバシーを守るために使うと良いでしょう。

  • 難易度:低
  • 費用:低
  • 作業時間:製品により30分前後

後付けする鍵はホームセンターで買える?

ホームセンターでも後付けできる鍵は販売しています。ただし、ドアへの加工が少ない鍵が多く、室内ドアなどに取り付ける鍵を探す分には問題ないのですが、玄関や勝手口に付ける鍵としては品揃えが少ないことが多いです。

ホームセンターを利用するメリットとしては、店員さんに相談しながら検討することができる事なので、一度ホームセンターに足を運んでみるといいでしょう。

ドアに防犯性の高い鍵を付ける場合に気を付けること

玄関や勝手口に鍵を取り付ける場合は、防犯性の高い鍵を取り付けた方がいいです。最近ではディンプルキーという防犯性の高い鍵が発売されているためオススメです。ディンプルキーは基本的にピッキングは難しく、鍵穴を壊して開ける解錠方法にも耐性を持っています。私たちプロの鍵屋でもディンプルキーをピッキングで開けることは難しいため、非常に信頼性の高い鍵になります。

ただし、いくら防犯性が高い鍵を選んだとしても、取り付け工事が適切に行われないときちんと防犯性を発揮できません。特に鍵の新規取り付けの場合は、通常なら鍵が付いていない場所に鍵が付く事になるので、誤った施工が発生しがちです。防犯性が求められる鍵を付ける場合は迷わずカギ楽へご相談いただくことをオススメしております。

引き戸に鍵は後付けできる?
可能です。ドアに鍵を彫り込む必要があるため、カギ楽へご相談ください。
電子錠を後付けすることはできますか?
可能です。5万円〜15万円ほどかかる事が多いので、一度お見積を取ると良いです。おかれている環境を加味し最適な機材がご提案できます。
鍵を後付けしたいのですが、電話で相談することはできますか?
カギ楽にお電話いただければ対応可能です。最終的には現地でフレームやドアの厚みなど、ミリ単位で測定しないと取り付けできる部材は分かりませんが、お客様の要望に沿えるような商品があるかなど、ご相談いただく事が多いです。
鍵が後付けできない場合などはありますか?
可能性は極めて少ないですが、後付けをお断りする場合もございます。よくある理由としては、ドアフレームやドアが歪んでいて正常な動作をしていない場合や、ドアの素材が硬すぎる、もしくは柔らかすぎるなどの理由で鍵を付けても上手く機能しないと判断した場合はお断りすることがあります。

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