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引き戸の鍵を修理する方法と費用について解説

引き戸の鍵修理アイキャッチ画像

引き戸の鍵の種類

引き戸の修理の話をするためには、引き戸に付いている鍵の種類を知っておく必要があります。引き戸についている鍵は大まかに2種類あります。

戸先錠

戸先錠の写真

ドアの端に設置されている錠前です。デッドボルトと呼ばれる金具が鎌型になっていて、戸先鎌錠とも呼ばれます。デッドボルトの鎌部分が隣り合わせたドアやドアフレームに引っ掛かることで鍵が施錠されます。

召し合わせ錠

召し合わせ錠の写真

2枚のドアの中心に設置されている錠前です。ドアとドアの位置関係が正しい場所に来ている時にのみ正常に動作します。地震などでドアやフレームの位置がずれると不具合が発生する可能性があります。

引き戸の鍵でよくある不具合と対処方法

引き戸の鍵で起きやすい不具合について対処法も含めてご紹介します。どの不具合にも共通して言えることは、不具合が出てから早めに修理をすることです。不具合が出ている状態で無理に使い続けると、金属が擦れて摩耗してしまい、修理が効かなくなります。一般的に修理よりも交換の方が費用が高くなることが多いので、早めに修理をしてしまった方が費用負担が少なくなります。

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不具合① 鍵が回らない

鍵が回らない場合は、鍵穴の中が故障してしまっている場合か、錠前の位置がずれてしまっている可能性が高いです。

鍵穴の中が故障している場合は鍵交換をしないと解決しません。

錠前の位置がずれている場合は、一度ドアをきちんと閉めてそれから鍵を操作してみましょう。引き戸のレールの上などに埃や土が多く付いている場合は、埃や土を取り除くことで解決する場合も多いです。

不具合② 鍵が回るがドアが施錠されたまま

鍵が空転する場合は、鍵穴ではなく錠前本体が故障している可能性が高いです。外側からは鍵穴にしかアクセスできないのですが、鍵穴には問題がないため素人での対応は難しいです。空転してしまう場合はすぐに鍵屋に依頼をするべきです。

不具合③ 鍵が勝手に閉まる

鍵が勝手に閉まってしまう場合は、ドアを閉めた時の反動で鍵が閉まっていることが多いです。

この場合は、鍵を使って開けるか、室内側から鍵を開ける必要があります。鍵が無い場合は、窓や勝手口の鍵が開いていないか確認して、家の中に入ります。どうしても家の中に入れない場合は、鍵屋に依頼をして開けることになります。

また、開けた後に鍵を開け閉めするつまみが、ガタついていないか確認してください。通常はドアを締めた反動で鍵が勝手にしまってしまうことは無いので、つまみがガタついている可能性があります。もしガタついていた場合は鍵の交換が必要になります。

不具合④ 鍵が中からも外からも開けられない

この症状で考えられるのは2パターンで、①錠前が故障してしまっているか、②錠前がずれてしまっていることが考えられます。日本では地震が多いので、②錠前がずれてしまっていることの可能性が高いです。

ドアごと位置をずらして鍵の開け閉めができるようなら錠前の位置の問題なので、錠前を位置調整しながら取り付けしなおすことで改善します。ただし、位置調整は難易度が高い作業になるので、自分では出来ないと判断したらカギ楽までご相談ください。

引き戸の鍵の修理の費用相場

作業内容費用イメージ
簡単な作業による修理8000円~12000円
分解を伴うような中程度の修理15000円~28000円
ドアの加工や錠前の加工を伴う修理30000円~
引き戸の錠前の交換25000円~45000円
ピッキング可能な鍵の解錠15000円~23000円
ピッキングできない鍵の解錠23000円~38000円
引き戸の鍵修理/費用の一部

引き戸の鍵は自分で交換できる?

結論、引き戸の鍵交換は自分でできます。ただし、以下の2つの理由から、素人や個人が交換する難易度は非常に高いです。

難易度が高い理由① 「多くの部材が廃盤になっている」から

引き戸は一般的に古い住宅に付いていることが多い鍵になります。

そのため、引き戸に付いている鍵も古い物の可能性が高く、現在付いている製品と同じ製品を入手できない場合が多々あります。こういった場合、適合する別の錠前を取り付けることになるのですが、寸法が適合するかドアにどんな加工をすべき判断すること自体難易度が高いです。

難易度が高い理由② 「位置調整が大変」だから

引き戸についている召し合わせ錠を交換する場合、前のドアと後ろのドアで錠前の位置を正確に合わせてあげないと鍵の開け締めができなくなったり、地震が起きた時に錠前が動作しなくなることがあります。

ドアの厚みによってエスカッションと呼ばれる部材を取り付けないと位置が合わせられない事もあり、錠前の仕組みを理解していないと交換作業の難易度が高いです

鍵屋が交換する場合でも難易度が高い作業なので、開き戸の鍵交換費用の1.5倍ほど費用がかかることが多い作業になります。

引き戸の鍵はホームセンターで購入できる?

引き戸の鍵はホームセンターで購入できます。

様々な種類がありますが、商品選びを間違えると鍵が上手く交換できないので注意してください。もし商品選びに自信が無いなら、現在ついている錠前を取り外してホームセンターに持っていくと店員さんが商品選びを手伝ってくれる場合があります。ドアの厚みなども測っておくと、より正確な製品選びができます。

また、防犯性の高いディンプルキーなどはあまり置いておらず、一般的なギザギザした鍵の錠前が置いてあることが多いです。防犯性の高い鍵へ交換したい場合はカギ楽へご相談ください。


引き戸の鍵が修理できない場合はディンプルキーへ交換

メリットデメリットの挿絵

引き戸の鍵が修理できない場合、鍵を交換することになります。

引き戸の鍵は寿命が10年前後と言われています。もちろんこれ以上長く使える場合もありますが、不具合が起きると家から締め出されてしまう恐れもあるため、10年経過したら交換をすることがオススメです。

玄関の鍵は防犯性にも直結します。長く使うことにもなるため防犯性の高いディンプルキーへ交換するのがオススメです。2022年から2023年にかけて広域強盗事件もかなり多く発生しておりますので、住宅には防犯性がきちんとした錠前を付けることが望ましいです。

ディンプルキーへ鍵交換するメリット、デメリットがそれぞれあるのでご紹介します。

ディンプルキーへ交換するメリット

・メリット① 防犯性が高い

ディンプルキーは鍵穴内部の複雑なピン構造により、ピッキングでの鍵開けが困難になっています。

また、鍵穴を破壊しての鍵開けに関してもギザギザした鍵よりも多いピンが入っていることで困難になっており、非常に困難です。侵入犯罪の7割は侵入に5分以上かかると侵入を諦めるというデータが警察庁から公開されていますので、防犯面で非常に効果的です。

・メリット② 鍵が折れずらい

従来のギザギザした鍵は、鍵の左右にギザギザした刻みが入っていることで、鍵の途中で鍵が折れやすいというデメリットがありました。ディンプルキーではこういった強度が落ちるような刻みは入っていないため、鍵が折れづらく長く利用することができます。

・メリット③ 鍵を見ただけでは合鍵を複製されずらい

ギザギザした鍵の場合は、鍵を見ればある程度カットが分かるため、知識がある人間が見ると鍵を見ただけで合鍵を作成できてしまいます。ディンプルキーの場合は非常に精度の高い穴が開いており、立体的な作りになっているため、見ただけで合鍵を作成することは困難です。


ディンプルキーへ交換するデメリット

・デメリット① 合鍵作成費用が高く、納期がかかる

ディンプルキーは、精度が非常に高く立体的に鍵をカットしているため、合鍵作成の難易度が高いです。鍵の種類にもよりますが、費用は2000円~6000円になることが多く、納期も3週間から4週間ほどかかる場合が多いです。

・デメリット② 交換費用がギザ鍵よりも高い

ディンプルキーは防犯性が高い分、ギザギザした鍵よりも5,000円~10,000円ほど交換費用が高くなることが多いです。

引き戸の鍵の修理や交換ならカギ楽へ

鍵の修理にしろ、交換にしろ、どこに問題が起きているのかきちんと把握した上で作業するのが重要です。関係ない場所を交換してしまったり、不具合を見逃して作業してしまうとせっかく作業をしても数日後に不具合が発生してしまい、無駄な費用だけがかかってしまいます。

カギ楽にお任せいただければ不具合の調査をしてから鍵の修理や交換をしますので、安心してお任せいただけます。他社では「8000円から」などの最低料金しか案内してくれず、現地に行ったら何倍もする費用を提示されるのに対して、カギ楽ではお客様からヒアリングした情報を元に「〇〇円~〇〇円」と、事前に料金をご案内してから向かう鍵屋になります。

鍵の修理、交換後にトラブルが起きた場合でも、アフターサービスをしておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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