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TOSTEM製品の鍵交換

TOSTEMとは?見分け方など

TOSTEMとは

TOSTEMとは、トステム株式会社が展開していた窓や玄関周りの建材ブランドです。2011年3月ころのグループ再編でトステム株式会社は株式会社LIXILという名称に変わっています。現在TOSTEMの鍵を交換すると、錠前に入る刻印はLIXILに変更されます。

TOSTEMの鍵を見分ける方法

TOSTEMの鍵は、鍵や鍵穴、錠ケースにTOSTEMと刻印されています。LIXILと刻印されている物もありますが、会社がLIXILに変わってから製造された物で、中身はTOSTEMと変わりません。

鍵穴にTOSTEM刻印
鍵にTOSTEM刻印
錠ケースにTOSTEM刻印
LIXIL刻印の場合

TOSTEMの玄関鍵を交換する費用相場

作業内容費用イメージ
ギザ鍵への鍵交換15000~30000円
ディンプルキーへの鍵交換25000~40000円
内溝キーへの鍵交換25000~40000円
錠ケース交換20000~40000円
玄関レバーの交換30000~75000円
玄関の錠前修理15000~25000円
※TOSTEMの鍵は上下2個の鍵穴がセットになっている場合が多いです。その場合は、上記の金額が2箇所分かかります。

TOSTEM製の玄関の鍵交換は自分でできる?

TOSTEMの鍵交換は自分で出来る場合が多いです。ただし、部材の選定は素人では難しく、ドアの種類、ドアの厚み、錠ケースを元に適合する部材を探すことになります。部材の選定を間違えて2mm寸法が合わないため取付けができず、泣く泣く鍵屋に依頼するお客様も多くいらっしゃいます。住宅の防犯にも関わる作業なので、プロの鍵屋に依頼をするのがオススメです。

TOSTEMの鍵交換で使う部品を選ぶ方法

ドアの商品名、ドアの厚み、錠ケースの刻印が必要になります。

ドアの商品名

ドアの商品名は、玄関のドアの上の方にシールで貼ってある事が多いです。プレナスS、フォルマ、クリエラなどの名称があり、種類としては何十種類もあります。

ドアの厚み

ドアの厚みによって交換用の部材が変わります。ドアの厚みを測る際は、ドアの下に指矩(さしがね)を入れて、鍵穴の真下あたりで測ると正確なドアの厚みが測れます。

錠ケースの刻印

錠ケースはドアの横からドア内部に埋め込まれている部品です。鍵穴、レバーがある場所についています。TOSTEMのドアですと1個~3個の錠ケースが付いていますが、全ての錠ケースの刻印が無いと部材を特定することができません。

TOSTEMの鍵は別メーカーの鍵に交換できる?

TOSTEMの鍵はTOSTEM自身が作っている鍵ではなく、MIWA、SHOWA、GOALといった国内の鍵メーカーが作った製品になります。そのため、MIWA、SHOWA、GOALといったメーカーへの鍵交換が可能ですし、これらのメーカー向けに製品を販売しているKABAやMUL-T LOCKなどの海外メーカーの鍵も取り付けできることが多いです。

TOSTEMの鍵の合鍵は複製できる?

鍵は家族が使う分プラス1本が理想的な本数です。本鍵を1本家に残しておけば、万が一鍵が折れてしまった場合でも、鍵を複製できるためです。TOSTEMやLIXILの鍵は、特に精密な鍵が多いので、本鍵からでないと複製できない事が多いです。

TOSTEMの鍵の合鍵を複製することは可能です。ただし、TOSTEMで採用されている鍵は非常に精度が高い鍵が多く、0.1mmずれると鍵が回らない、鍵が抜けなくなるなどのトラブルが発生します。このため、ホームセンターなどでは合鍵を作れない場合が多く、専門の鍵屋さんに依頼をしないと作れないことが多いです。また、時間がかかっても良いなら本鍵の根元に鍵のシリアル番号が乗っているので、この番号を元にメーカーに発注をすれば3週間から4週間程度で合鍵を手に入れることができます。鍵の種類によって料金が変わりますが、1本1000円〜6000円程度で複製できる場合が多いです。

TOSTEMの鍵で不具合?対処法など

TOSTEMの鍵は、中身はMIWA、SHOWA、GOALといった国産の鍵メーカーになるので、一般的な錠前の不具合なども発生します。TOSTEM、LIXILだから特別に不具合が発生しやすい等の問題はありません。

鍵がささらない

鍵がささらない、ささりづらい場合は鍵穴に問題が起きていることが多いです。鍵穴内部の埃を掃除機で吸い出した後に、鍵穴専用の潤滑剤を塗布することで復旧する場合が多いです。他には別の合鍵などで回る場合などは、鍵自体に問題が起きている場合もあります。これでも直らない場合は、鍵穴の奥まで埃が入っているか、内部の金属が破損している可能性が高いので鍵屋に依頼して修理か鍵交換をしてもらいます。

鍵が回らない、引っ掛かる

鍵が回らない、引っ掛かるような感触がある場合は、鍵穴、錠ケース、デッドボルトとストライクのどこかに問題が起きている可能性が高いです。原因を詳しく追及するには、錠前を分解してどの部位で不具合が起きているのか確認する必要があります。錠前の分解は素人が行うと元に戻せなくなる可能性が高いので、鍵屋に依頼をしましょう。TOSTEMの場合は隠しビスが付いている場合も多いので、無理に素人が分解すると錠前全体が故障します。鍵穴が問題の場合は、掃除機で鍵穴内部の埃を吸い取った後に、鍵穴専用潤滑剤を塗布することで解決する場合があります。

レバーを押してもドアが開かない

レバーを押しても鍵が開かない場合は、レバー本体か錠ケースのラッチ部分に不具合が起きている可能性が高いです。この場合、錠前を分解してレバーについているビスの中で緩んでいるビスを締めるか、錠ケースの修理で直ることが多いです。錠前を分解する作業は素人では難しいため、鍵屋に依頼するべきです。

TOSTEMの鍵のお手入れ方法や注意点

TOSTEMやLIXILの鍵は防犯性の高い鍵が採用されているため、精密な部品で構成されています。そのため、埃などが錠前に入って長年放置されていると埃が練り固まって不具合が起きる場合があります。こういった問題を防ぐために、鍵穴内部の清掃と、潤滑剤の塗布をする必要があります。鍵穴内部に何か物を入れると金属を痛めてしまって不具合に繋がることが多いので、掃除機やパーツクリーナーなどを使って清掃をするといいでしょう。また、潤滑剤を塗布する場合は鍵穴専用潤滑剤を少量塗布します。

よくクレ556を塗布してしまう人がいますが、クレ556は鍵穴専用潤滑剤ではないため、塗布した時は動きがよくなっても、しばらくすると油が練り固まって別の不具合を発生させてしまいます。大量に潤滑剤を塗布しても同じ現象になるので、必ず専用の潤滑剤を少量のみ塗布させましょう。

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