トヨタのスマートキーとは?
トヨタのスマートキーはドアの開閉やエンジンのスタートができるリモコン式の鍵になります。
スマートキーはエンジンを始動する際に、鍵をささずにエンジンをかける機能があるのに対して、キーレスキーやリモコンキーは鍵を差してエンジンをかけるタイプになります。
鍵を紛失した場合、キーレスキーやリモコンキーを紛失した時と比べて、スマートキーを紛失した時はエンジンの始動に関わる部分を書き変える必要があるため、より難易度が高い作業になります。よく混在される3パターンは↓画像の通りです。
スマートキーを再登録するのにかかる費用
トヨタのディーラーで再登録する場合の費用
スマートキーを全紛失してしまいトヨタのディーラーでスマートキーを再登録する場合は、再登録はできずコンピュータ交換になると言われてしまいます。コンピュータ交換は非常に高価になります。車種によっても費用は異なりますが、おおよそ15万円〜25万円前後になることが多いです。実際に筆者がプリウスのスマートキーを紛失した場合の見積書をトヨタから出してもらったことがあるのでご紹介します。
トヨタスマートキー全紛失の再登録見積書鍵屋で再登録する場合の費用
ディーラーではスマートキーを全紛失してしまうと再登録できないのに対して、鍵屋の場合はコンピュータ交換をしなくてもスマートキーの再登録が可能です。費用は車種や年式にもよって異なりますが、8万円〜10万円ぐらいで対応できることが多いです。ただし、平成28年以降のトヨタのスマートキーは、システムが今までと全く変わっているため、非常に難易度が高いため、10万円〜14万円ぐらいになることが多いです。
1本でもエンジンがかかる鍵があればスペアキーが作れる
1本でもエンジンがかけられる鍵があれば、鍵屋かディーラーでスペアキーが作成できます。これはスマートキーも同様です。スマートキーの全紛失による登録をすると費用が高額になりますが、追加登録なら費用が少なくなる場合があります。
ディーラーで登録する場合は2万円〜5万円程度で追加登録ができ、鍵屋なら4.5万円〜8万円程度で作成できることが多いです。
ただし、2023年現在では半導体の供給不足によりスマートキーの追加分を購入すると数か月から1年ほど。急ぎスマートキーのスペアを作成したい場合は鍵屋に依頼した方がいいです。
スマートキーは中古品を登録できる?注意点など
ヤフーオークションやメルカリなどで販売しているスマートキーは、鍵屋なら再登録することができます。ただし、いくつか条件があるのでご紹介します。
条件A 中古で購入したスマートキーは登録を初期化する必要がある
中古のスマートキーの中には、以前登録されていた車への登録情報が入っているため、そのままでは再登録ができません。そのため、スマートキー内の基盤に入っているデータを初期化して、工場出荷状態に戻す必要があります。ディーラーではこういった基盤を初期化する技術が無いため、中古スマートキーを初期化できるのは鍵屋のみになります。
条件B 年式が新しいスマートキーは初期化ができない場合がある
トヨタのスマートキーには94、D4、98、39、88、A8、A9など様々な種類があります。これらの種類ごとにスマートキーの初期化に使う機材が違うのですが、一部の高年式のスマートキーはまだ初期化する機材が発売されていないため、初期化ができない場合があります。
条件C 中古販売のスマートキーは車に適合しない場合がある
車ごとに登録できるスマートキーはある程度決まっているのですが、ヤフーオークションやメルカリで販売しているスマートキーが自分の車に適合するかはよく確認する必要があります。以下の画像はスマートキーの基盤の画像なのですが、左は30系RAV4用のスマートキーで、右は90系ヴィッツ用のスマートキーです。
スマートキーの外観は殆ど同じなのですが、基盤の形状や印字された刻印が異なります。基盤が車に適合する物でないと登録はできません。また、中古スマートキーの出品者が〇〇用スマートキーと書いて出品していても、その情報が正しくない場合が多いです。出品者にスマートキーの知識が無いため、よほど信頼できる人が書いている情報でないと間違っている可能性が高いです。鍵屋がこういった中古販売サイトを使う場合は、基盤に刻印されている番号から種類を判別して、適合する車種を特定してからスマートキーを購入しています。
トヨタのスマートキーを登録するならカギ楽へ
トヨタのスマートキーの作成ならカギ楽にお任せください。カギ楽では他社と違って以下のような特徴があります。
- 他社では「〇〇円〜」などと上限金額を言わずに高額請求する会社が多いですが、カギ楽では「〇〇円〜〇〇円」と金額幅をきちんとご説明しています。
- カギ楽では年式に関わらずトヨタのほぼ全てのスマートキーを登録することができます。
- 万が一スマートキーが作れない場合は作成費用をいただきません。
カギ楽で対応したトヨタのスマートキー登録の実績
実績1 令和4年式/RAV4
作業内容:車屋さんからの依頼で新型スマートキーの作成作業とメカニカルキー作成。車内のアンテナ位置まで内張りを剥がす必要があり、内張を剥がす作業を手伝っていただいたため値引き。
作業時間:180分
総額:118,800円
実績2 平成23年式/プリウス
作業内容:スマートキーの作成作業。車から登録済みスマートキーのデータを抽出して登録。
作業時間:30分
総額:88,000円
実績3 平成27年式/ヴォクシー
作業内容:スマートキーの作成作業。車から登録済みスマートキーのデータを抽出して登録。
作業時間:40分
総額:110,000円
トヨタの鍵に関するカギ楽の実績
トヨタから初期で渡させるスマートキーは2個?1個?
これまでトヨタの新車を購入するとスマートキーが2個もらえたのですが、最近は1個しか渡されなかったという相談を受けております。これは昨今の半導体不足が原因で、スマートキーに使う半導体が確保できず、後日2個目が届くようになったためのようです。2個目が届くのは数か月先になるので、それまでに鍵を紛失してしまうと暫く運転できなかったり、スマートキーの再登録で費用が高額になるため非常に危険です。
スマートキー(電子キー)1個での納入車両における2個目の電子キーのお渡しについて(2022年11-12月生産車両)
トヨタ自動車株式会社より引用
こういった場合は鍵屋に依頼をしてスマートキーのスペアを作成してもらうのが良いです。ディーラーよりは費用が高くなることが多いですが、鍵屋なら中古部品や社外品を使ってスマートキーのスペアを作成してくれます。費用としてはスマートキーの種類にもよって変わってきますが、45,000円〜80,000円になることが多いです。
トヨタのスマートキーが故障?操作が効かない時は…
トヨタのスマートキーが操作できない場合はいくつか原因が考えられます。ここではスマートキーが動作しない時の原因と対処方法についてご紹介します。
スマートキーの電池が切れている
スマートキーの電池が切れていると、スマートキーの情報を車に送信することができないため操作が効かなくなります。スマートキーの電池が切れているかどうかは、ボタンを押して赤いランプが点滅するかで判別できます。もしランプが付かない場合は電池を交換してください。
電池交換をしてもランプが点滅しない場合は、電池の向きを間違えているかスマートキーが故障している可能性があります。
車のバッテリーがあがっている
車のバッテリーがあがっているとスマートキーで操作をしても、車側が電力不足で動作してくれません。バッテリーあがりは長時間エンジンをかけずにエアコンなどで車の電気を使ったり、バッテリーの寿命によって発生します。車の中で電気を使う場合は必ずエンジンをかける、定期的にバッテリーの寿命を確認するなどで対策が取れます。よくある間違いとして、車検を通しているから大丈夫という人がいるのですが、車検ではバッテリーの寿命はチェックしません。必ずご自身で、近くのガソリンスタンドやカー用品店にいって寿命をチェックしましょう。
スマートキーの基盤が故障している
スマートキーの基盤が故障している場合はエンジンがかけられません。スマートキーの電池交換をしてからボタンを押しても赤色のランプが点滅しない場合は故障の可能性が高いです。この場合はスマートキーを修理することはできないので、エンジンがかかるスペアキーがあれば追加登録が必要で、エンジンがかけられるスペアキーがない場合は全紛失によるスマートキーの再登録が必要です。
車が故障している
車が故障している場合はスマートキーでの操作が効きません。スマートキーに関係ない部分の故障であっても車が正常な状態でないとスマートキーが効かないことがあります。この場合は車屋で故障個所を修理、交換で解決する必要があります。
トヨタのスマートキーまとめ
スマートキーを全て紛失してしまうと再登録するための費用が非常に高額になります。ディーラーだとコンピュータ全交換になるのですが、鍵屋ならコンピュータを交換せずにスマートキーが登録できるため、ディーラーよりも安くスマートキーを再登録できます。
また、1本でもスペアキーがあれば鍵屋かディーラーで追加登録できるため、費用を抑えることができる場合があるので、スマートキーのスペアを登録しておきましょう。