キーレックスの情報と特徴！後付けのテンキーに最適！

長沢製作所のキーレックスとは？

キーレックス／長沢製作所について

長沢製作所は一般住宅に使われる錠前から、企業で使われる頑強な錠前まで幅広く作る錠前メーカーです。

様々な製品が発売されていますが、その中でも「キーレックス」というシリーズが有名で、非常に長い間販売されている安全性の高い錠前です。一般的な住宅にも取り付けることも可能ですし、企業のサーバールームや従業員入り口、勝手口やバックヤードの入退室など、法人＆店舗での利用も多い錠前になります。

長府製作所によると公共交通機関、大手銀行、医療機関、ファーストフード店、戸建てや賃貸物件、ゴミ集積場、倉庫、福祉施設、建設現場など多くの実績があるようです。

キーレックスの便利な機能

①防犯性の高いテンキー

キーレックスはテンキーで動作するため、非常用の解錠用の鍵穴としてディンプルキーの鍵穴が付いています。テンキーにはピッキングが効かず、ディンプルキーはピッキングや破壊に強い防犯性の高い鍵で、安心してご利用いただくことができます。

②電源不要

キーレックスはテンキーには珍しく、電源がなくても動作する機械式のテンキー錠になります。電源が要らないため動作が安定しており、電池交換の手間や、電池切れの心配もなくなります。また、停電中や何らかの電力トラブルが発生してもちゃんと機能してくれるのが嬉しいところです。

③キー不要

キーレックスはテンキーで動作するため、鍵を紛失する心配がありません。

また、防犯のために定期的に番号を変更することも可能です。クイックナンバーチェンジ方式を採用しているキーレックスの場合は、本体を取り外さずに鍵穴を回して暗証番号を簡単に変更することができます。

テンキー方式のため、鍵を複製する必要がないため、複数人で鍵を開け閉めする施設に向いており、店舗や事務所でよく採用されています。

④自動施錠

キーレックスには自動施錠機能付きのシリーズも発売されています。最近の空き巣は無締まりの家に侵入することが最も多いため、キーレックスの自動施錠機能は施錠忘れを防ぐのに最適です。自動施錠をオフにする空錠切り替え機能もあるため、その時の生活スタイルによって最適な選択ができます。

⑤デッドロック機能

デッドロック機能はテンキー機能を無効化して、鍵で開け閉めできるようにする機能です。施設がオープンしていない夜間はデッドロック機能で鍵のみで開け閉めできるようにし、日中などの複数従業員が出入りする時間はデッドロック機能をオフにして、テンキーで運用するということも可能です。

⑥フェイルセーフ設計閉じ込め防止機能付

キーレックスの錠前が経年劣化や強い衝撃で破損してしまった場合、鍵の開け閉めが困難になります。そういった際に、フェイルセーフ機能によって、錠前が故障した場合は警告のマークが表示されるようになります。

⑦こじ開け防止機能

暗証番号を入力せずにレバーを無理やり操作すると、レバーが空転して上側、もしくは下側を向いた状態で固定され、レバーに力を入れられないようにします。

⑧両面ボタンタイプ

キーレックスは室外側だけでなく、室内側にもテンキーを取り付けることができます。これによって高齢者向けの施設や児童向けの施設で勝手に外出できないように管理することが可能になります。

キーレックスが活躍する使用例

キーレックスは電気を使用せず、安定的に稼働できるテンキーとして需要があります。

停電時などでも安定稼働が期待できるため、企業のサーバルーム、エントランス等の重要施設に取り付けて活用されています。合鍵を作らなくても鍵の開け閉めができるため、店舗の従業員入り口に設置されている事も多いです。

特に定期的に鍵交換をしないといけない場所などでは、すぐに暗証番号を変えることができるキーレックスは費用的にも機能的にもオススメです。

また、お子様がよく鍵を忘れてしまうご家庭などで、防犯に気を遣っている住宅などに取り付けることがあります。

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実際の導入事例

飲食店の従業員出入口にキーレックス取り付け

依頼内容：現在従業員入り口に鍵を設置しているが、従業員の入退社で合鍵の管理が出来なくなったため、合鍵を渡さなくても良いようにしたい。

作業内容：キーレックス800とキーレックス3100を提案し、費用を抑えたいということでキーレックス800を設置することになりました。既存錠前の取付穴を拡張して、取り付け作業を行いました。

作業時間：50分

料金：81,540円(税込)

高齢者向け施設の出入口へのキーレックス取り付け

依頼内容：高齢者向けの施設に電気錠が付いていたのですが、室内側からはドアノブを回すだけで出入りできるため、高齢者が徘徊してしまう事があり、早急に解決したいということでご相談をいただきました。

作業内容：今回の場合はキーレックスの両面ボタンタイプの錠前を付けることで高齢者はテンキーを解除できないため、出入りに制限をかけることができ、従業員はボタン操作で簡単に出入りができる環境を作れます。また、従業員が鍵を締め忘れることを考慮して、自動施錠機能付きのキーレックス4000 両面ボタンタイプへ交換することになりました。ドアへ彫り込み加工、既存取り付け穴の拡張、ストライクの調整を行い取り付けできました。店舗の管理者様に暗証番号変更の手順をご説明し、実際に暗証番号を変更してもらって完了です。

作業時間：約240分

料金：127,600円(税込)

訪問型サービスの鍵問題について

個人住宅の玄関へキーレックス取り付け

依頼内容：玄関の鍵をすぐ紛失するため、暗証番号タイプの鍵に交換したいとご依頼をいただきました。

作業内容：暗証番号が使える鍵ということで、キーレックス500をご提案しました。既存の鍵穴は残しておきたいという事で、ドアに新規に取り付け穴を加工して取り付けを行いました。

作業時間：60分

料金：62,370円(税込)

キーレックスの製品ラインナップ

キーレックスには機能によって沢山の種類があり、「キーレックス500」や「キーレックス800」など、数字で製品名が決められます。また「キーレックス800」などの製品の中でも、必要な機能に応じて両面施錠用、自動施錠用など、細かいオプションを指定して製品を購入することになります。各製品の仕様やオプションの有無については以下を参考にしてください。

キーレックスを新規取り付けるための費用相場

キーレックスを取り付ける場合、ドアに加工が必要かどうかで費用が大幅に変わります。シリーズによって費用が2倍以上かかる場合もありますし、両面施錠タイプにすると費用が大幅に上がります。

キーレックスの部品代費用相場

各製品の費用感は以下になります。両面施錠の有無や、自動施錠の有無など、各種条件によって部品代が変わります。

キーレックスの取り付け作業費用相場

キーレックスの取り付けはドアの加工の有無によって費用が変わってきます。業者によっても費用は異なりますが、カギ楽での費用感は以下になります。

キーレックスを取り付けるメリット・デメリット

キーレックスを取り付けるメリット

・鍵を紛失する恐れがない

キーレックスは暗証番号を使って鍵の開け閉めをするので、鍵を紛失する恐れがありません。子供や高齢者などの鍵をよく紛失する人がいる場合はオススメです。

・停電などで家から締め出される心配がない

電気錠や電子錠は停電や電池切れで動作しなくなるため、緊急解錠用の鍵を持っていないと建物から締め出されてしまう恐れがあります。一方、キーレックスには電気的な仕組みが無いため、電気の問題で締め出されてしまうことはありません。また基盤の故障もないため、落雷などで電気基盤が壊れてしまう心配もありません。

・利用者が変わるたびに鍵を交換しなくてもいい

キーレックスは暗証番号を変更できるようになっているため、利用者が変わったタイミングで暗証番号を自分で変更することができます。そのため、会社や店舗などで鍵を頻繁に交換するような施設や、防犯のために定期的に鍵交換を交換するような施設に最適です。

・鍵穴が無いので埃などによる不具合が少ない

錠前は埃などが大量に中に入ってしまうと不具合が発生します。鍵穴から大量の埃が入ってしまって、不具合が発生することがあるのですが、キーレックスには鍵穴がない、もしくは非常用の鍵が目立たないように付いているだけなので、埃による不具合が発生しにくいです。

キーレックスを取り付けるデメリット

・一般的な鍵交換よりも費用がかかる

キーレックスは一番安いタイプの物でも部品代が1万円を超えます。そのため、一般的な鍵交換の2倍から3倍程度費用がかかることが多いです。一般的に錠前の寿命は10年ほどと言われていますので、10年の間に何度も鍵を交換する可能性がある場合は、キーレックスのを取り付けた方が安く済むことが多いです。

キーレックスの取り付け方法

キーレックスの取り付け方法は、シリーズやオプションの有無によって異なります。キーレックスは大まかに分けて、面付錠、掘り込み錠の2タイプがあります。

面付錠

面付錠はドアの表面に錠ケース部分を直接取り付けるタイプの錠前になります。室外側のテンキー部分と、室内側の錠ケース部分でドアを挟み込んで、ネジで固定するタイプの錠前になります。

ドアへの加工はドア表面とドアフレームの表面のみとなります。

加工する穴の大きさや位置はキーレックスのシリーズによって異なります。購入すると製品の中に型紙が入っており、具体的な数字で説明してもらえるので、そちらを参考にドアに穴を開けていくことになります。

彫込錠

ドアの中を彫り込んで錠ケースをドアの中に収めるタイプの錠前です。キーレックスの場合は自動施錠機能が付いている場合は彫込錠の場合が多いです。彫込錠の場合は、ドア表面と、ドアの内部、ドアフレームの内部を加工することになります。加工難易度が高いため取り付け方法になります。

キーレックスの使い方

キーレックスの解除方法と暗証番号変更方法

ロック解除の方法

キーレックスの鍵を開ける場合は、リセットボタンを押してから自分で設定した暗証番号を入力してからレバーを回すことになります。以下のキーレックス500の画像で具体的な手順を説明すると…

1. Cボタン(リセットボタン)を押す
2. 暗証番号のボタンを押す
3. ロックターンを吊元(つりもと)側に回します。
4. デッドボルトが収まることを確認します。
5. ロックターンを反転させアイマークを図の位置に戻します。

オートロック解除の方法

キーレックスにオートロックが搭載されている機種の場合は空錠切り替え機能が付いており、この機能をオンにすることで自動施錠を止めることができます。自動施錠機能が付いてキーレックス800の例で操作方法をご紹介します。

1. C ボタンを押し
2. 正しい記憶番号を押します。
3. レバーハンドルを下げたまま（ラッチボルトが引き込まれる）
4. 室内側の空錠切替ツマミを Free 側に回します。

暗証番号を変更する方法

キーレックスの暗証番号を切り替える方法はいくつかあり、クイックナンバーチェンジ方式、ロック板差し替え方式、ロックピン回転方式があります。

長沢製作所の公式youtubeページで暗証変更方法の手順を動画で公開しているので、こちらを参考に番号を変更してください。

まとめ

キーレックスの鍵は企業や店舗で多く活用されており、選ぶシリーズによって取り付け難易度や機能面でも大きく違います。キーレックスの取り付けを検討されている場合は、カギ楽にご相談ください。カギ楽ではお客様の要望をお聞きして最適なご提案をしております。キーレックス以外の選択肢も視野に入れて、総合的なご案内ができます。費用などもある程度ご提示できるので、ぜひお電話ください。

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