病院荒らしを対策する鍵屋からの提案

医療施設におけるセキュリティを強化することは、患者の安全性と医療スタッフの安心につながります。防犯フィルムや適切な鍵の設置は、病院荒らしを未然に防ぐために必要な対策です。

強盗の発生場所

窃盗の発生場所

警視庁が運営する住まいる110番によると侵入強盗、侵入窃盗の約4割が個人宅(図の黄色)となり、6割が事業者向けの何らかしらの物件(図の黒)のパターンが多いようです。WEB上でニュースを検索すると結構出てきます。

この資料は病院・クリニック運営事業者、一般的な事務所を運営する多くの企業様に向いている防犯資料となります。

病院荒らしや事務所荒らしに有効な方法は、①鍵の見直し、②防犯フィルムの施工、③防犯カメラや検知センサーの設置です。これらの3つを組み合わせることで、侵入を防ぎ、万が一侵入された場合でも犯人を特定し、捕まえやすくなります。

鍵の見直しでは、大前提として現在使用している鍵が古くて脆弱なものになっていないかを確認します。また、鍵の種類を変更＆刷新することで、侵入の難易度を上げることができます。

また当然ながら、窓ガラスが簡単に割れてしまうと、侵入者が最も簡単に侵入できる箇所に変化します。しかし、CPマーク付き防犯フィルムを貼ることで、窓ガラスが割れにくくなり、侵入障害の一つとなります。

防犯カメラや検知センサーは、侵入を検知し、警報を発する装置ですが、侵入を検知することで、犯人を特定し、いずれの捜査協力に大きな影響を及ぼす機材です。

これらの3つの方法を組み合わせることで、病院荒らしや事務所荒らしを未然に防ぐ可能性を高めます。

場所ごとの鍵を見直す

①電子錠設置で外部への箇所は強固なセキュリティ対策

物理的な鍵も使用しないで鞄やポケットに入れたまま鍵の開け閉めができる商品も存在します。

サクッと暗所番号が変更できるのも有益な箇所です。

見た目もスタイリッシュなシリーズも多く、後付けできるので数多くの一般住宅でも活用されております。

②薬品庫などはキーレックス設置

運営上の都合で「開錠する」というワンクッションを導線上に取り入れることで、不要な事故を防げると思います。

多くの公共機関、研究施設や、学校で使用されている安心・安全・便利なキーレックスをぜひご活用ください。

③その他どんな鍵アイテムもご相談ください

ホテル錠とは建物内からは自由に開けることができ、

建物の外側からは鍵がないと開けることができない錠前です。 さらに扉を閉めると自動的に施錠されますので、鍵の閉め忘れ防止にもつながります。

防犯フィルムの有効性

・CPマークによる可視化効果

約7割の泥棒が侵入に5分以上かかると侵入をあきらめると言われています。防犯フィルムを貼ることで、侵入にかかる時間を長引かせることができ、窃盗被害を抑制する効果が期待されます。病院・クリニック共に向いている商品です。

・CPマークとは？

官民合同会議では「防犯性能の高い建物部品」を広く普及させるため、統一マーク（右記）を作成しています。
シンボルマークは「防犯性能の高い建物部品目録」 (cp-bohan.jp)に掲載された「防犯建物部品」のみに与えられます。
５団体防犯建物部品普及促進協議会(bouhan-cp.jp)は、豊かで、安心できる住まいづくりを担うため、皆様に信頼していただける部品を、統一マークを活用し、広く国民の皆様へ提供しています。

警察庁による侵入犯に対する調査をもとに、建物に対する侵入に５分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して５分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許される。

jlma.orgより引用

・なぜ国家資格が必要なのか？

警察庁、国土交通省、経済産業省の３省庁がその性能を公認しているもの。国家資格を持った専門業者が規定に則った方法で貼った場合にだけ貼ることが許可される。

CPマークシールは資格を持った技術者による施工、申請を行ったときのみに貼ることが許可されます。実際にこのシールにはシリアルナンバーが入っています。

200ミクロン以下の防犯フィルムは性能に疑問が残り、実際に行われたテスト環境では、5分以上の打撃による耐久性の立証ができなかったようです。DIY時の購入元となる100円ショップやホームセンターの廉価版には注意が必要です。労力だけかかり本来の主目的である防犯対策につながらないかもしれません。

・防犯フィルムの防犯性能

防犯フィルムには、弾丸を防ぐ機能があり、バッドやバールで男性がフルスイングしても初弾から窓が割れる可能性が低いです。窓破りに5分以上かかるであろうと侵入窃盗犯に思わせることが大切なポイントであり、同時に施設内のセキュリティを高めることができます。

空き巣の侵入手段は「無締り」「ガラス破り」、侵入経路は「窓」や「表出入り口」が大半を占めます。病院荒らしに対して対策を講じるのであれば、窓やすべての出入り口となるドアに対して、何らかの防犯対策を考える事が必須です。 また無締り、いわゆる鍵の締め忘れでも侵入されるケースが多いため、当資料でもオススメしている鍵を自動でかけられるタイプも有効です。